
備えた 体内時計は
正しく 時を刻み
夜の長さを 計る
暗黒の時を重ね
蕾をつける
闇は 花開く時を
準備する

明日なんて だれにも
約束されていない
だから 今を大切にする
でも
今は 今のためだけじゃなく
明日のために 未来のためにある
だから 今を精一杯生きる
矛盾するようで 矛盾しない命題
人の生って 一人の営みじゃないんですよね
寄り集まって 次代の礎となる
迎えた朝に 感謝する


この場所で
ほんの 数時間前
歓喜を呼び
笑顔をつくり
人をつないだ
その灯りが
冷たい 光を放ち
体の真ん中を 通り抜ける
人混みにまぎれて さがし
人混みをのがれて 思う
北房下呰部で撮影

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どんな 夜を過ごしても
朝は 等しく やってくる
その 事実に 感謝する
今日も 暑くなりそうです

小雨 降る中で なお
稜線を 描き出す 夕陽
その わずかな 灯りに
遠き空を照らす 輝きの 実在を知る
意志は 天空を駆け
雲の隙間を 縫い
求めるもののもとへ 走る
虚無

日差しは 純白を描き出す
同時に
影を 闇に変える
見えるもの 見えないもの
確かに 実在するのに

羽音を隠し
水面に 光を映す
時に 高く舞い
やがて 草木に 羽をゆだねる
また 天空を舞い
光 重なり合う時を描く
優雅と言い
神秘と言い
また
悲哀と言う
それぞれの 思いを 重ねる

同じことの繰り返し
その中に ふと 虹色に輝く瞬間を見つける
そんなことも あるんだな
だから 明日を迎えられる・・・


高く 低く 闇を舞う
何も 確かなものはない
何も 約束されていない
ただ 光 響き合う瞬間のために
優雅に舞う 光は
命を 燃やす 光でもある

一点ばかり 見つめているから
周囲は ぼやけて 見えなくなる
やがて
その一点が すべてとなっても
悔いは ない
まだ 見ぬ 輝きであるから