西日に　背を向け
頭を　垂れる

一夏の終わりを　告げる


それでも・・・

明日の朝　精一杯　背を伸ばし
朝日に　向かう

生ある限り


さっきまで　固まっていた心を
ほどいてゆく　あなたの　言葉のように・・・


ありがとう

もう　気の早い　コスモスが　咲き始める季節



時の流れを　うらめしく　感じるときもあるんだな・・・

大好きな　スクーターを
ピカピカに磨いて
墓参りに　行きました


風化した　墓石を眺め
刻まれた　文字を探し
命のつながりを　感じました


大好きな　スクーターに乗って
家に戻り
心を込めて　磨きました



そして
また　自分と向き合っています

真っ赤にした　理由とともに・・・

目を背けても
石を投げ込んでも

やがて目を戻すと
そこには同じ姿が映っている


見える姿は　いつもひとつ
重ねる思いは　いつもひとつ・・・

この景色を・・・




忘れ物を　とりに行きたくて

元気なふり
平気なふり

仕事に没頭するふり
趣味を楽しむふり

ふりは　いくらでも　できる


でも・・・
心の内は　だませない


ふりは　「無理」を呼び　
「無理」は　頭と心の　「乖離」をみちびく

混沌の中で・・・

何気ない　その　心遣いに
歩みを　支えられる・・・


そんな　瞬間を　ありがとう

明日が　はやく　やってくればいい
明日は　ずっと　こなければいい


はじまりと　おわりの　狭間で・・・

大切なものを　守るために
大切なものと　ともにあるために

．．．今を　過ごす


自分で歩んでいるのか？
転がっているだけなのか？

問いつつ　明日を迎える

言葉を交わすことじゃないんだよね
絡んだ思いを　ほどくこと

わかってる